新城 淳史 博士 特別講演会

日時: 2006年11月29日(水) 15:00〜
場所: 京都大学 工学部物理系校舎 2階 211会議室
講演者: 新城 淳史 博士(宇宙航空研究開発機構(JAXA))
講演題目: JAXA計算科学研究グループにおける燃焼関連数値計算の紹介と今後の展望
講演要旨:

ロケットエンジンや航空エンジンの環境下で問題となる諸現象について解析した結果を中心に、JAXA計算科学研究グループにおいて行っている燃焼関連の数値解析例を紹介する。具体的な内容は以下の通り。

  1. 超高圧(超臨界条件)下での液体酸素・水素の火炎の解析
    詳細反応モデルを用い、1つのロケット同軸噴射器エレメントについて解析を行った。この計算により全体的に拡散火炎の構造をしていることや基部の保炎構造を明らかにした。
  2. 亜臨界圧での液体燃料の微粒化の解析
    液体コアから分離した液糸において表面張力と端面の作用を解析した。この結果、端面の影響による液滴分断の様子が解明されつつあが、今後の課題も多い。

京都大学大学院 工学研究科 機械理工学専攻 マイクロエンジニアリング専攻 航空宇宙工学専攻
情報学研究科 複雑系科学専攻
京都大学 国際融合創造センター
拠点リーダー 土屋和雄(工学研究科・航空宇宙工学専攻)
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