川上 孝 博士 特別講演会

川上さまは，次のような開発研究を進めて来られた日本のエネルギー工学の第一人者ですが、このたび、「京都議定書にむけての冷凍サイクル開発の努力：われわれ のこどもたちとわれわれの地球のあすのために」といった内容をわかりやすくお話いただけることになりましたので、ぜひご来聴下さい。

川上さまのお仕事の一例：高効率ＨＦＣ１３４ａターボ冷凍機の開発オゾン層破壊のない冷媒ＨＦＣ１３４ａを使用し、従来機種より２０％以上の高性能化を図ったターボ冷凍機を２０００年に開発した。完全機械加工のオープン型２段羽根車を採用した高効率圧縮機を採用、熱交換器には伝熱性能に優れた沸騰促進管や針状フィン管を熱流動解析で最適配置した蒸発器、凝縮器を採用した。圧縮機の可変速制御により部分負荷時の性能を向上させたインバータ駆動機を２００３年に発売。２００４年には小容量マイクロターボ、２００６年には更に制御性を改善した新シリーズを開発、発売した。国内のセントラル空調機市場の主力を高効率電動ターボ冷凍機へ転換させ、ＣＯ２排出量の削減と地球温暖化防止に貢献している。